【HSS型HSP診断】「外交的だけど傷つきやすい」のはなぜ?アクセルとブレーキを同時に踏む「隠れ繊細さん」の正体と生存戦略

【HSS型HSP診断】「外交的だけど傷つきやすい」のはなぜ?アクセルとブレーキを同時に踏む「隠れ繊細さん」の正体と生存戦略

HSS型HSP診断で、「外交的だけど傷つきやすい」のはなぜ?アクセルとブレーキを同時に踏む「隠れ繊細さん」の正体と生存戦略を紹介します。
元・超豆腐メンタルなぎさ|HSP×不安障害
元・超豆腐メンタルなぎさ|HSP×不安障害
 

【HSS型HSP診断】「外交的だけど傷つきやすい」のはなぜ?アクセルとブレーキを同時に踏む「隠れ繊細さん」の正体と生存戦略

「初対面の人とも楽しく話せるし、旅行も大好き。だから私はHSP(繊細さん)じゃないはず」 「でも、家に帰ると誰とも口をきけなくなるほどぐったりする」 「好奇心で新しいことを始めるけど、すぐに飽きてしまう」 「周りからは『悩みなんてなさそう』と言われるけど、内心は傷だらけ」


もしあなたが、こんな「矛盾した自分」に苦しんでいるなら。 あなたはただのHSPではなく、全人口の約6%しかいないと言われる「HSS型HSP(刺激追求型HSP)」かもしれません。


世間一般のHSPのイメージは、「静かで、内向的で、部屋の隅にいるのが好き」というものでしょう。 しかし、HSS型は違います。 「大胆なのに、小心者」 「活発なのに、打たれ弱い」


まるで、アクセルを全開に踏みながら、同時にサイドブレーキを強く引いているような状態。 常に心の中で摩擦熱が起き、煙を上げている…それがHSS型HSPの正体です。


このタイプは、外見上は「明るい人」「リーダー気質」に見えるため、誰にも辛さを理解されず、最も孤独を抱えやすいと言われています。


この記事では、そんな「隠れ繊細さん」であるあなたに向けて、 「HSS型HSPの詳しい特徴と診断リスト」 「なぜすぐに飽きてしまうのか?」 「矛盾を抱えたまま、幸せに生きるための才能の活かし方」 について、徹底的に解説します。


「私の性格が不安定なのは、病気じゃなかったんだ」 読み終える頃には、その複雑な自分を愛おしく思えるようになっているはずです。



1. 「HSS型HSP」とは何か?

HSS型HSPとは、以下の2つの性質を併せ持った気質のことです。


・HSP(Highly Sensitive Person): 非常に感受性が強く、傷つきやすい。
・HSS(High Sensation Seeking): 刺激を強く求める。好奇心旺盛。


「静かにしていたい(HSP)」のに、「刺激が欲しい(HSS)」。 正反対の性質が一人の中に同居しているため、専門家からは「アクセルとブレーキを同時に踏んでいる車」と表現されます。


全体のわずか6%のマイノリティ

HSP自体は人口の約20%ですが、そのうちの約3割がこのHSS型だと言われています。 つまり、人口全体で見るとわずか6%。 圧倒的な少数派であるため、学校や職場に「同じ感覚の人」がほとんどおらず、「私はどこかおかしいのではないか?」と悩み続けてしまうのです。


2. あなたは隠れ繊細さん?【HSS型HSP診断チェック】

以下のリストを見てください。 もし「これ、完全に私のことだ!」と膝を打ちたくなる項目が多ければ、あなたはHSS型HSPである可能性が高いです。


【行動・衝動】
□ 「思い立ったら即行動」するが、あとで「なんであんなことしたんだろう」と後悔する
□ 新しい店、新しい道、新しい趣味が大好きだ
□ 同じことの繰り返し(ルーティンワーク)が死ぬほど退屈で耐えられない
□ 旅行の計画を立てる時はワクワクするが、いざ当日になると「行きたくない」と思うことがある
□ 衝動買いをするが、家に帰ってから罪悪感に襲われる


【対人関係】
□ 初対面の人とは盛り上がれるが、2回目以降会うのが急に億劫になる
□ 外では「明るい人」「元気な人」を演じている(スイッチが入る)
□ 飲み会で幹事をやったり盛り上げたりするが、帰宅すると電池が切れたように動けなくなる
□ 「悩みなんてなさそうだね」と言われると、孤独を感じて絶望する
□ 連絡を返すのが面倒で、SNSを突然やめたくなる(人間関係リセット癖)


【内面・思考】
□ 没頭していた趣味に、ある日突然、嘘のように興味がなくなる
□ 「自分は二重人格なんじゃないか」と悩んだことがある
□ 優秀な自分と、ダメな自分の差が激しい
□ スリルや冒険を求めるくせに、小さな危険(音や光)には怯える


いかがでしたか? 「私の生活を監視して書いたの?」と思うほど当てはまったなら、ようこそこちらの世界へ。 あなたは間違いなく、才能あふれるHSS型HSPです。


3. HSS型HSPが陥る「負のループ」

HSS型HSPの人生は、ジェットコースターです。 普通の人が一定のテンションで生きているのに対し、常にアップダウンを繰り返しています。


① 「退屈」が恐怖 ➡ 衝動的に動く

HSSの性質(刺激追求)が暴れだし、「暇だ!何か新しい刺激をくれ!」と叫びます。 その衝動に従って、新しい習い事に申し込んだり、急に転職を決めたり、弾丸旅行のチケットを取ったりします。


② 「刺激」を受け取る ➡ 楽しい!

行動し始めた直後は、脳内麻薬が出て最高にハイになります。 「私は何でもできる!」「人生最高!」 この時の爆発的な行動力と集中力は、HSS型の最大の武器です。


③ 「キャパオーバー」 ➡ 急ブレーキ

しかし、ここでHSPの性質(繊細さ)が顔を出します。 新しい環境の人間関係、慣れない手順、移動の疲れ…。 それらの刺激が許容量を超えた瞬間、プツンと糸が切れます。 「もう無理。帰りたい。誰とも話したくない」


④ 「自己嫌悪」 ➡ 振り出しに戻る

布団の中で一人反省会が始まります。 「なんであんな約束しちゃったんだろう」 「また続かなかった。私は飽きっぽいダメな人間だ」 そうやって自分を責めて落ち込み、しばらく引きこもります。 そして元気が回復すると、また「退屈だ…」と思い始め、①に戻るのです。


4. 「飽きっぽい」のではない。「学習速度が速すぎる」のだ

HSS型HSPの最大の悩みの一つが、「何をやっても続かない(器用貧乏)」ということです。 仕事も、趣味も、人間関係も、すぐに飽きてしまう。 「一つのことを極めるのが美徳」とされる日本社会では、これは大きなコンプレックスになります。


しかし、視点を変えてください。 あなたは飽きっぽいのではありません。「要領が良く、理解するのが速すぎる」のです。


「80点」まで到達するスピードが異常に速い

HSS型は直感力とセンスに優れているため、新しいことでも短期間でコツを掴み、80点レベルまで習得してしまいます。 そして、コツがわかった瞬間に、 「あ、大体わかった。もういいや」 と脳が満足してしまうのです。


これは「マルチ・ポテンシャライト(様々な可能性を持つ人)」という立派な才能です。 一つのことを40年続ける職人にはなれないかもしれませんが、10個のスキルを組み合わせて新しい価値を生み出す「プロデューサー」や「起業家」になれる器を持っています。 「続かない自分」を責めるのは、今すぐやめましょう。


5. HSS型HSPの「仕事」と「人間関係」の攻略法

では、この厄介な気質とどう付き合っていけばいいのでしょうか。 仕事と人間関係、それぞれの対策をお伝えします。


【仕事編】「変化」と「裁量」が命

HSS型HSPにとって、マニュアル通りのルーティンワーク(事務や工場ラインなど)は、精神的な監獄です。 刺激がなさすぎて、脳が死んでしまいます。


【向いている環境の条件】
・変化がある: 毎日違う案件、違う場所に行ける仕事。
・自分のペースで動ける: 監視されず、裁量権がある。
・短期間で結果が出る: 長期プロジェクトよりも、単発の集中案件。


Webライター、デザイナー、カメラマン、マーケター、講師業などは、HSS型の天職と言えます。 (※詳しい適職については、こちらの記事も参考にしてください >)


【人間関係編】「浅く広く」でいいと割り切る

HSS型は、初対面ではコミュ力お化けですが、関係が深まると急に疲れて距離を置きたくなります。 これを「薄情だ」と責めないでください。


「私は、関係維持のコストが高い人間なんだ」と認めましょう。

・誘われても「2回に1回」は断る。
・「今日はスイッチオフの日だから」と宣言して引きこもる。
・特定のグループにべったり依存せず、複数のコミュニティを渡り歩く。

「風のような人」でいいのです。 あなたの魅力は、その場をパッと明るくし、そしてサッと去っていく軽やかさにあります。


6. 矛盾する自分を救う「最強のメンテナンス術」

アクセル全開で走り、急ブレーキを踏むあなたには、特別なメンテナンスが必要です。 普通のHSPとも違う、HSS型専用の回復方法があります。


① 「アクティブレスト(積極的休養)」を取り入れる

普通のHSPは「家で寝る」のが一番の回復ですが、HSS型の場合、一日中寝ていると「時間を無駄にした」という罪悪感で逆にストレスが溜まることがあります。


そこでおすすめなのが「一人で、好きな場所へ行く」こと。


・一人で知らない駅に降りて散歩する。
・一人で美術館に行く。
・一人でソロキャンプをする。


「刺激(HSS)」を満たしつつ、「人間関係の煩わしさ(HSP)」を排除する。 この「一人〇〇」こそが、HSS型が最もエネルギーを回復できる黄金の時間です。


② 「やめること」をあらかじめ決めておく

新しいことを始める時、HSS型は後先を考えません。 だからこそ、「逃げ道」を用意してから飛び込んでください。


・「3ヶ月やって違ったら辞める」と決めておく。
・「キャンセル料がかかっても、当日行きたくなかったら行かない」と予算を組んでおく。
・「途中で辞めてもいい」という許可証を自分に出しておくことで、自己嫌悪に陥るのを防げます。


③ 刺激の「質」を変える

ギャンブルや暴飲暴食などの「強い刺激」は、その後のダメージが大きすぎます。 HSPの感受性を活かして、「美しい刺激」に置き換えましょう。


・絶景を見に行く。
・サウナで整う。
・質の高い映画を見る。


脳が欲しているのは「ドーパミン」です。 それを自分を傷つけない方法で摂取する工夫をしましょう。


7. まとめ:あなたは「超・高性能なハイブリッドカー」だ

ここまで読んで、自分のことが少し怖くなったかもしれません。 「なんて面倒くさい性格なんだ」と。


でも、私はこう思います。 HSS型HSPは、「感受性というブレーキ」と「行動力というアクセル」を両方持っている、最強のハイブリッドカーだと。


普通の人が気づかないリスクに気づき(HSP)、 普通の人が怖がって動けない時に、一歩踏み出せる(HSS)。


この2つが噛み合った時、あなたは誰にも真似できない爆発的な成果を出せます。 多くの起業家やクリエイター、アーティストがこの気質を持っていると言われています。


疲れたら、堂々と休んでください。 飽きたら、堂々と次へ行ってください。 「一貫性がない」と言われても、「私は変化し続ける生き物なんだ」と笑い飛ばしてください。


その矛盾こそが、あなたの魅力であり、才能なのですから。



その生きづらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません [ 時田 ひさ子 ]