

「国道1号線のバイパス、みんな飛ばしすぎて合流が怖くてたまらない」
「小さい頃から地震の避難訓練ばかりしてきたせいで、サイレンの音がすると心臓が止まりそうになる」
「浜松から静岡市の病院に通おうとしたけど、遠すぎて通院だけで一日が終わってしまう」
静岡県にお住まいのHSP(繊細さん)や、不安障害にお悩みの方。 温暖で穏やかな気候と、富士山に見守られた素晴らしい環境ですが、その裏にある「独特の緊張感」や「移動の大変さ」に、少し疲れを感じていませんか?
こんにちは、HSPのなぎさです。
静岡県は、東西に非常に長く、東部・中部・西部で文化も言葉も違います。 「県内の病院」と言っても、隣のエリアに行くだけで小旅行並みの移動距離になり、パニック障害や疲れやすいHSPさんにとっては、病院選びのエリア選定が何より重要になります。
また、静岡県民は幼い頃から防災意識が高く育てられていますが、HSPさんにとっては「いつか巨大地震が来る」という情報が、終わりのない「予期不安(いつかパニックになるかもという不安)」として、脳のメモリを常に消費させていることがあります。
今日は、静岡県のHSPさんが、地理的な壁や漠然とした不安に負けず、自分の心を守るための場所(心療内科)を見つけるためのヒントと、エリア別の事情についてお話しします。

病院リストを見る前に、静岡県ならではのメンタル負荷について整理しておきましょう。 あなたが常に緊張しているのは、性格のせいだけではありません。
1. 「高速道路並み」の国道1号バイパス 静岡県の大動脈である国道1号バイパス(静清バイパス、藤枝バイパス、浜名バイパスなど)。 ここは一般道ですが、車の流れが非常に速く、実質高速道路のような状態です。 HSPさんや運転に不安がある方にとって、あのスピード感の中で車線変更をしたり、短い合流地点から入ったりするのは、冷や汗が止まらない恐怖体験です。 「病院に行くために、一番怖いバイパスを通らなきゃいけない」 このジレンマが、受診をためらわせる大きな壁になっています。
2. 染み付いた「防災への過緊張」 静岡県にお住まいの方は、「東海地震(南海トラフ)がいつか来る」と言われ続けて育っています。 備えは大切ですが、危機管理能力が高すぎるHSPさんは、常に「今揺れたらどうしよう」「家族と連絡が取れなくなったらどうしよう」と、脳の奥でシミュレーションをし続けています。 この「慢性的な警戒モード」が、自律神経を疲弊させ、わけもなく不安になったり、不眠になったりする原因の一つになっているのです。
東西に長い静岡県で、無理なく治療を続けるためのポイントです。
静岡県は大きな川を境にエリアが分かれます。 「隣の市だから」と思っても、川を越える橋が渋滞していたり、距離が意外とあったりします。 不安障害の方は、渋滞中の橋の上(逃げ場のない場所)が苦手です。 名医を探して遠くのエリアに行くよりも、まずは「川を越えずに通える生活圏内」で病院を探してください。 通院の負担を減らすことが、回復への一番の近道です。
三島や静岡、浜松から新幹線で東京・名古屋へ通勤しているHSPさんも多いでしょう。 「会社の近く(都内)の病院の方が便利かも」と思いがちですが、これはおすすめしません。 休職することになった場合、わざわざ新幹線に乗って都内まで通院するのは困難だからです。 また、新幹線の移動自体が、聴覚過敏のHSPさんには大きなストレス(トンネルの音や気圧変化)になります。 「休む場所」である地元の静岡県内で主治医を見つけるのが鉄則です。
静岡県はお茶の産地であり、健康意識が高い方が多いです。 そのため、心療内科でも「薬で抑え込む」だけでなく、「生活習慣やお茶(テアニン)のリラックス効果」「漢方薬」などを取り入れた、優しい治療をしてくれる先生が見つかりやすい傾向にあります。 「いきなり抗うつ薬は怖い」という方は、公式サイトで「東洋医学」や「自然治癒力」という言葉を使っているクリニックを探してみてください。
静岡県内で、HSPさんの特性に合いそうなエリアや病院の傾向をまとめました。
選択肢豊富だが、駐車場探しが鍵 静岡市(葵区・駿河区)はクリニックが集中していますが、駅周辺は一方通行が多く、駐車場が提携(コインパーキング)のみの場合も多いです。 HSPさんは「駐車券の処理」や「狭いパーキング」に焦りを感じやすいので、清水区や郊外にある、広めの専用駐車場完備のクリニックを選ぶと安心です。 焼津や藤枝エリアは、地域密着型の優しい先生が多く、車での通いやすさも良好です。
「やらまいか精神」とHSPの相性 浜松市を中心とする西部は、自動車産業も盛んで、「やらまいか(やってみよう)」という前向きな気質があります。 ただ、HSPさんにとって、このエネルギッシュな空気は「もっと頑張れ」と言われているようで辛いことがあります。 クリニック選びでは、サバサバした先生よりも、じっくり話を聞いてくれる「傾聴」スタイルの先生を探しましょう。 また、浜松は「遠州のからっ風」が強いため、強風の音が苦手な方は、防音対策がしっかりしたビルのテナントに入っているクリニックを選ぶのがおすすめです。
首都圏のベッドタウンと観光地 沼津や三島は、東京からの移住者も多く、新しい感覚を持ったクリニックが増えています。 HSPという概念にも理解が深く、Web予約などのシステムも整っています。 一方、伊豆半島エリア(熱海・伊東など)はクリニック数が限られます。 観光客で賑わう場所を避けて通院するか、移動が大変な場合は、沼津や都内のクリニックが提供している「オンライン診療」を利用するのも賢い選択です。 富士市エリアは車社会ですので、バイパスを使わない裏道ルートを確保しておきましょう。
静岡県民にとって、富士山は特別な存在です。 富士山は何かをするわけではなく、ただそこにドシッと構えているだけで、みんなに安心感を与えています。
HSPさんも、「何かしなきゃ」「役に立たなきゃ」と焦る必要はありません。 ただそこに居るだけで、あなたは十分価値がある存在です。
美味しいお茶でも飲んで、「ずら」や「だら」という柔らかい方言に包まれながら、少し肩の力を抜いてみてください。 あなたが安心して深呼吸できる場所が、必ず見つかりますように。