

「職場に行くのが怖い」 「あの上司の機嫌を伺うだけで、一日分の体力を使い果たしてしまう」
そして、何より辛いのは… そのストレスを家に持ち帰って、一番大切な家族にぶつけてしまうことではないでしょうか。
こんにちは、HSP(繊細さん)のなぎさです。
今日は、私が派遣社員として働いていた時に経験した、ある「泥沼」の話をしようと思います。
・特定の人(私)にだけ、あからさまに態度が悪い上司。
・毎日帰宅して、夫に愚痴を吐き出し続ける地獄の時間。
・「もう辞めたい」でも「逃げたくない」の葛藤。
そんな私が、どうやってその状況を打破したのか。 真正面から戦うのが苦手なHSPさんでもできる、**「戦わずに身を守る、ある作戦」**について、包み隠さずお話しします。
今、トイレでこの記事を読んで泣いているあなたへ。 大丈夫、出口は必ずあります。

新しい派遣先での仕事。最初は「頑張ろう!」と意気込んでいました。 でも、私の教育係になった女性上司との関係が、私のメンタルを削っていきました。
仕事が厳しいなら、まだ分かります。 でも、彼女の態度は明らかに「私に対してだけ」違ったのです。
他の社員さんには「〇〇さん、お疲れ様~♡」と猫撫で声で雑談しているのに、 私が業務の質問に行くと、能面のような無表情で、 「は? さっきマニュアル渡したよね? 読んでないの?」 と、冷たく言い放つ。
HSPの私は、人の「微細な感情」を読み取ってしまいます。 (あ、今この人、私のことを見下してる) (私のことが気に入らないんだ)
その空気を感じ取るたびに、胃がキリキリ痛み、心臓が早鐘を打ちました。 「私が仕事できないからだ」 「私の聞き方が悪かったのかな」
自分を責め続け、職場にいる8時間が、まるで「公開処刑」を受けているような気分でした。
職場でのストレスがMAXになると、HSPはどうなるか。 「一番甘えられる相手(家族)」に、その毒を吐き出すようになります。
当時の私は、帰宅するなり夫をつかまえて、 「ねえ聞いてよ! 今日もあの上司がさ…!」 と、マシンガンのように愚痴を浴びせていました。
最初は「大変だね」と聞いてくれていた夫も、それが毎日、何週間も続くと、さすがに疲弊します。 夫がスマホを見ながら「ふーん」と生返事をした瞬間、私の中で何かが切れました。
「なんでちゃんと聞いてくれないの!?」 「私がこんなに辛いのに、なんで他人事なの!?」
理不尽に夫を怒鳴りつけ、ドアをバタンと閉めて寝室に引きこもる。 そして冷静になった深夜、寝ている夫の顔を見て、涙が止まらなくなりました。
(私は何をしてるんだろう)
(あの上司のせいで、一番大切にしたい家庭まで壊れそうになってる)
外では「いい人」を演じてサンドバッグにされ、家では「鬼」になって家族を傷つける。 そんな自分が、死ぬほど嫌いでした。
「辞めるしかないのかな…」 そう思った時、ふと気づきました。
あの上司は、「誰かが見ている時」は、私に意地悪をしてこないのです。 彼女にとって一番怖いのは、「周りからの評価が下がること」だったから。
そこで私は、職場で唯一、私に普通に接してくれていた先輩(Aさん)に、勇気を出して相談しました。 「上司さんに質問しづらくて…もしよかったら、私が聞きに行く時、近くにいてもらえませんか?」
Aさんは察してくれました。 そして翌日から、私が上司の席に行くと、Aさんがすっと近くに来て、 「おっ、なぎささん、その件もうここまで進んだの? 早いね~」 と、明るく声をかけてくれるようになったのです。
すると、どうでしょう。 「第三者の目」がある手前、上司は私にいつものような無視や嫌味を言えなくなったのです。
「…あ、そう。じゃあ次はここやって」
声は低いままでしたが、あの突き刺すような意地悪さは消えていました。
この経験から、私が学んだ教訓は2つあります。
HSPは真面目なので、「上司と向き合って、わかり合わなきゃ」と思いがちです。 でも、相手が理不尽な場合、密室での一対一は「いじめの温床」にしかなりません。
・質問はメール(証拠が残る形)でする。
・誰かが近くにいるタイミングを見計らって話しかける。
・第三者を味方につける。
これだけで、物理的な「バリア」が張れます。 「逃げ」ではなく「戦略」です。
夫に愚痴りすぎて関係が悪化した時、私は「これ以上、夫をゴミ箱にしてはいけない」と気づきました。
もし今、あなたが同じ状況なら。 愚痴を聞いてもらうのは、家族ではなく「キャリアカウンセラー」や「転職エージェント」にするべきです。
彼らは「話を聞くプロ」ですし、 「そんな職場、異常ですよ。他に行きましょう」 と、客観的なジャッジをしてくれます。
最後に。 私はその作戦でしばらく凌ぎましたが、結局、契約更新のタイミングでその職場を辞めました。 理由は「もう十分頑張ったから」です。
バリアを張ってまで、自分の心をすり減らしてまで、その場所にいる価値があるのか? そう自分に問いかけた時、答えはNOでした。
HSPさん、あなたは十分に我慢強い。 だからこそ、「もう限界」と思う前に、逃げる準備をしてください。
「派遣」という働き方のメリットは、「嫌なら次へ行けること」です。 一つの場所に執着して、あなた自身や、あなたの大切な家族を犠牲にしないでくださいね。
・「私にだけ冷たい」のは、あなたのせいじゃない。ターゲットにしやすいだけ。
・一対一で戦わず、第三者(目撃者)を巻き込む。
・夫への愚痴が止まらないなら、それは「環境を変えるサイン」。
あなたの心と、家族の笑顔を守れるのは、あなただけです。 今日の記事が、少しでも戦う(あるいは逃げる)勇気になりますように。