

「福岡の病院に通いたいけど、特急ソニックのあの独特な『横揺れ』に耐えられなくて、小倉に着く頃にはぐったりしてしまう」
「湯布院や玖珠の高速道路を走っていると、突然真っ白な霧に包まれて、前後が見えなくなる恐怖でパニック発作が出そうになる」
「『一村一品』の精神が根付いているせいか、地域の集まりや職場の団結力が強すぎて、一人の時間が欲しいなんて口が裂けても言えない」
大分県にお住まいのHSP(繊細さん)や、不安障害にお悩みの方。 「おんせん県」として全国に癒やしを届けている場所ですが、その地形的な険しさや、真面目で協調性を重んじる県民性に、人知れず心をすり減らしていませんか?
こんにちは、HSPのなぎさです。
大分県は、実はHSPさんにとって「移動の難易度」が非常に高い県です。 福岡(博多・天神)へのアクセスに使われる特急「ソニック」は、カーブを高速で曲がるために車体を傾ける(振り子式)ため、三半規管が敏感なHSPさんは激しく酔ってしまいます。 「県外に逃げたいけど、乗り物が怖くて逃げられない」という悩みは、大分特有のものです。
また、大分県民は実直で誠実ですが、それゆえに「和を乱してはいけない」というプレッシャーも強いです。 温泉地であるがゆえに、観光客の多さと硫黄の匂い(嗅覚過敏の方には辛い刺激)が日常的にあり、心が休まる暇がないと感じている方も多いのではないでしょうか。
今日は、大分県のHSPさんが、濃霧の恐怖や協調性の罠に負けず、自分の心を守るための「隠れ家」となる病院を見つけるためのガイドマップを、実在のクリニック名を挙げながらお届けします。

具体的な病院名を見る前に、なぜ大分でメンタル不調を感じると辛いのか、その背景を整理しましょう。
1. 高速道路の「濃霧」と閉所恐怖 大分自動車道(特に湯布院〜日田間)は、霧の名所です。 パニック障害や運転恐怖がある方にとって、「視界が奪われる」ことは死の恐怖に直結します。 真っ白な霧の中で、前の車のテールランプだけを頼りに走る緊張感は、HSPさんの精神力を根こそぎ奪います。 「大分市内の病院に行きたいけど、山越えができないから行けない」という西部・北部の方の悩みは深刻です。
2. 「地獄めぐり」のような硫黄の匂い 別府や由布院周辺にお住まいの場合、日常的に硫黄の匂いが漂っています。 一般的には温泉情緒ですが、HSPさんの中には「化学的な匂い」や「腐乱臭」に敏感な方がいます。 体調が悪い時にあの匂いを嗅ぐと、頭痛や吐き気を催すことがあり、「空気が合わない」と感じる原因になります。 病院選びでも、温泉源から離れた「無臭のエリア」を探すことが重要になります。
3. 「ソニック」の揺れと閉鎖空間 福岡の病院に通う場合、特急ソニックは避けて通れません。 しかし、あの独特の揺れは、HSPさんの平衡感覚を狂わせます。 「揺れる車内に2時間閉じ込められる」という予期不安から、電車に乗れなくなってしまう方もいます。 高速バス(とよのくに号)という選択肢もありますが、やはり山道のカーブが多いため、移動手段の確保が治療の第一歩となります。
ここからは、地域ごとの特徴と、HSPさんや不安障害の方が通いやすいと思われるクリニックを、実名を挙げて紹介していきます。 ※病院の評判は相性によります。受診の際は必ず最新の公式サイトをご確認ください。
選択肢は最多だが、産業道路の混雑に注意 大分市は新日鉄などの企業城下町でもあり、道路が広く整備されていますが、朝夕の渋滞(特に40m道路や10号線)は激しいです。
【大分丘の上病院】(大分市竹中) 名前の通り、市街地から少し離れた高台にある精神科専門病院です。 「丘の上」という立地は、下界の喧騒から離れたいHSPさんにとって、心理的な距離を置ける良い環境です。敷地が広く、緑が多いため、待合室の閉塞感が苦手な方でも呼吸がしやすいでしょう。専門性が高く、薬物療法だけでなく心理療法にも力を入れています。
【日高クリニック】(大分市錦町) 大分川の近くにある、非常に大きなクリニックです。 ここは心療内科だけでなく、内科やリハビリテーション科もある「複合型」です。 HSPさんにとって最大のメリットは、「心療内科の入り口をくぐる」という緊張感がないことです。「ちょっとリハビリに」「内科に」という顔をして通えるため、世間体を気にする大分県民のHSPさんには通いやすい場所です。
【大分こころのクリニック】(大分市金池町) 大分駅の近く(ホルトホール側)にあり、アクセスが抜群です。 駅周辺は再開発で非常に綺麗になっており、歩道も広いです。ビルの中にあるため、プライバシーが守られます。「アミュプラザおおいた」でのショッピングを兼ねて通院できるため、通院のハードルを「お出かけ」レベルまで下げることができます。
観光客と生活者の分離 別府は坂道が多く、観光客で溢れています。 HSPさんは「観光客の楽しそうな声」と「自分の落ち込み」のギャップに苦しむことがあります。
【佐藤病院】(別府市) 別府エリアの精神医療を支える歴史ある病院です。 規模が大きく、デイケアなどの設備も整っています。別府特有の「共同浴場文化(裸の付き合い)」に疲れたHSPさんが、誰にも干渉されずに過ごせる空間を提供してくれます。鉄輪温泉などの観光エリアからは少し距離があるため、落ち着いた環境で療養できます。
【別府中央病院】(別府市亀川) 亀川エリアにある総合病院で、精神科・心療内科があります。 ここも「総合病院」という隠れ蓑が使えるのが強みです。高齢の患者さんも多く、ゆったりとした時間が流れています。坂道の多い別府ですが、駐車場が入りやすいのもポイントです。
福岡文化圏と小倉への意識 中津市は、大分市よりも北九州市(小倉)との結びつきが強いエリアです。 言葉も北九州弁に近く、少し強い口調に感じるHSPさんもいるかもしれません。
【中津共立病院】(中津市) 地域医療の中核を担う病院です。 中津エリアで専門的な治療を受けるなら、まず選択肢に上がるでしょう。建物は落ち着いた雰囲気です。もしここで相性が合わない場合は、特急ソニックですぐに小倉に出られる立地なので、「県外通院」への切り替えもしやすいエリアです。
【宇佐病院】(宇佐市) 宇佐神宮のある宇佐市にある精神科病院です。 敷地が広く、自然環境が良いです。HSPさんは「神社(パワースポット)」のエネルギーに当てられて疲れてしまうことがありますが、病院という科学的な場所でクールダウンすることで、バランスを取り戻せます。
盆地の寒暖差と霧の壁 日田市は盆地で、夏は暑く冬は寒いです。この寒暖差は自律神経を乱します。 また、大分市へ出るには「霧の高速道路」を越える必要があるため、基本的には地元完結型の治療が望ましいです。
【日田中央病院】(日田市) 水郷・日田の地域医療を支えています。 精神科だけでなく内科的なケアも含めて相談できるため、自律神経失調症のような身体症状が強いHSPさんにおすすめです。
【オンライン診療の検討を】 玖珠や九重など、山間部にお住まいの方は、冬場の凍結や霧で通院ができなくなるリスクがあります。 無理に山を降りようとせず、大分市や福岡市のクリニックが提供している「オンライン診療」を利用し、薬だけ地元の調剤薬局で受け取るスタイルを確立することを強くおすすめします。
最後に、大分県ならではの選び方のコツをお伝えします。
1. 「とり天」か「からあげ」か、好みが分かれるように 大分県民が「とり天」派と「からあげ」派に分かれるように、医師との相性も人それぞれです。 「有名な病院だから合うはず」と思い込まず、「自分はサクサクした診療(からあげ)がいいのか、ふんわりした診療(とり天)がいいのか」という感覚で選んでいいのです。 口コミで「冷たい」と書かれていても、HSPさんにとっては「干渉されなくて楽」な場合もあります。
2. 「ソニック」は指定席の真ん中を もし福岡や大分市の病院へソニックで通うなら、車両の端ではなく「真ん中」の席を予約してください。 揺れが比較的少なく、酔いにくいと言われています。 また、酔い止めを飲んで「寝てしまう」のも、移動ストレスを減らす有効な手段です。
3. 温泉は「貸切湯」で 治療の帰りに温泉に入りたくなるかもしれませんが、大衆浴場は「知り合いに会う」リスクが高いです。 HSPさんは、少し贅沢ですが「家族風呂(貸切湯)」を選びましょう。 誰の目も気にせず、お湯の音だけを聞く時間は、最高のマインドフルネスになります。
大分名産のカボスは、主張しすぎず、でも料理を劇的に美味しくする名脇役です。 HSPさんも、主役になってグイグイ引っ張らなくても、そこにいるだけで周りを和ませる才能があります。
「霧が濃い日は動かなくていい」 「揺れる電車には乗らなくていい」
とり天でも食べて、ポン酢の酸味で気分をリフレッシュして。 湯けむりの向こうに、あなたが安心して羽を休められる場所が、必ず見つかります。