

「職場の飲み会で『返杯』を断れなくて、お酒が飲めないのに無理をしてしまい、翌日まで自己嫌悪で寝込んでしまう」
「高知市内の路面電車と並走するのが怖くて、街中のクリニックに行きたいけど運転する勇気が出ない」
「『細かいことは気にするな』と豪快に笑われるたびに、繊細な自分の悩みを否定されたような気持ちになる」
高知県にお住まいのHSP(繊細さん)や、不安障害にお悩みの方。 南国の明るい太陽と、美味しいカツオ、そして人懐っこい県民性は高知の魅力ですが、その「熱量の高さ」や「距離感の近さ」に、ついていけずに疲弊していませんか?
こんにちは、HSPのなぎさです。
高知県は、独特の宴会文化「おきゃく」に代表されるように、人と人との繋がりが非常に濃い地域です。 「杯を交わしてこそ仲間」という空気感は、お酒が苦手なHSPさんや、大勢の集まりが苦痛なHSPさんにとって、逃げ場のないプレッシャーになります。 「付き合いが悪い」と言われるのが怖くて、心を殺して参加し続けている方も多いのではないでしょうか。
また、高知県は東西に非常に長く、高速道路(高知自動車道)は山間部を抜けるためトンネルだらけです。 パニック障害や閉所恐怖症の方にとって、高知の道路事情は「一度乗ったら降りられない」という恐怖との戦いでもあります。
今日は、高知県のHSPさんが、宴会文化や地形のハードルに負けず、自分の心を守るための場所(心療内科)を見つけるためのヒントと、エリア別の事情について、じっくりとお話しします。

病院リストを見る前に、高知ならではのメンタル負荷について整理しておきましょう。 あなたが辛いのは、ノリが悪いからではありません。刺激が強すぎるからです。
1. 「返杯」という名の同調圧力 高知には、自分の杯を飲み干して相手に渡し、お酒を注いで飲んでもらう「返杯」という文化があります(現在は感染症対策で減りつつありますが、精神性は残っています)。 HSPさんは「断ったら相手を傷つけるかも」「場の空気を壊すかも」と過剰に配慮してしまい、限界を超えて飲み続けたり、その場に居続けたりしてしまいます。 この「断れない人間関係」が、メンタル不調の根本原因になっているケースが非常に多いのです。 心療内科に通う以前に、「飲み会に行かなくて済む診断書が欲しい」と切実に願っている方もいるはずです。
2. 「いごっそう」と「はちきん」の音量 高知の男性(いごっそう)も女性(はちきん)も、裏表がなく豪快で、声が大きい傾向があります。 悪気は全くないのですが、聴覚過敏のあるHSPさんにとっては、日常会話が「怒鳴り合い」のように聞こえてしまうことがあります。 病院の待合室でも、患者さん同士が大きな声で世間話をしていると、HSPさんは萎縮してしまい、余計に具合が悪くなってしまうのです。
3. 東西移動の「対面通行」とトンネル 高知県を東西に移動する場合、高速道路や自動車専用道路を使いますが、その多くが「片側1車線の対面通行」や「長いトンネル」です。 対向車がすぐ横を走る圧迫感や、トンネル内の閉塞感は、パニック発作の引き金になります。 「高知市内の病院に行けばいいのはわかっているけど、あの高速に乗るのが怖い」 この物理的な恐怖が、受診を妨げる大きな壁になっています。
高知市一極集中型の高知県で、失敗しない病院選びのポイントです。
高知市中心部(はりまや橋周辺、大橋通りなど)は、路面電車が走っており、右折時のルールなどが複雑で、県民でも運転に神経を使います。 HSPさんは、運転中に「電車にクラクションを鳴らされるかも」と焦るだけでパニックになります。 おすすめは、電車通りから離れた「環状線沿い」や「北環状線周辺」のクリニックです。 道幅が広く、平面駐車場が完備されている郊外型の病院を選ぶだけで、通院のハードルは劇的に下がります。
高知市中心部の繁華街に近いクリニックは、便利ですが、夜になると賑やかになります。 また、飲み屋街特有の匂いや、酔っ払った人の声が苦手なHSPさんもいます。 心の平穏を保つためには、繁華街から離れた住宅街(朝倉、鴨部、介良など)にある、静かなクリニックを選ぶのが賢明です。 「お酒の匂いがしない場所」であることは、高知のHSPさんにとって重要な安心材料です。
四万十市や宿毛市、室戸市などの端のエリアにお住まいの方は、高知市まで出るのに車で2〜3時間かかります。 体調が悪い時にこの長距離移動は不可能です。 地元の病院に通うのが一番ですが、選択肢が少なく「知り合いに会う」リスクも高いです。 無理をせず、高知市や県外のクリニックが提供している「オンライン診療」を積極的に利用してください。 黒潮町や東洋町の海を見ながら、自宅で診察を受けるスタイルは、移動疲れのない最良の選択肢です。
高知県内で、HSPさんの特性に合いそうなエリアや病院の傾向を独自に分析しました。
利便性と混雑のバランス イオンモール高知周辺や、北環状線沿いは、新しいクリニックが増えている激戦区です。 買い物ついでに通いやすく、駐車場も広いのがメリットです。 このエリアの医師は、比較的若い世代も多く、HSPや適応障害といった現代的な悩みに理解があります。 「日赤病院」などの大病院もありますが、待ち時間が非常に長いため、まずは予約制の個人クリニックを受診しましょう。 待合室が「個室風」になっている病院を選ぶと、知り合い遭遇率を下げられます。
のどかな環境とアクセス 中心部の喧騒から少し離れたこのエリアは、田園風景も残り、落ち着いた雰囲気です。 路面電車の終点に近いエリアなどは、交通量もそこまで激しくなく、運転が苦手なHSPさんでも通いやすいでしょう。 院内処方のクリニックや、漢方を取り入れている医院も見つけやすいです。 「桂浜」などの海に近いエリアなら、診察帰りに海を眺めてボーッとする時間を確保できます。
空港周辺とベッドタウン 高知龍馬空港に近いこのエリアは、道が広く整備されており、空が広く感じられます。 高知大学医学部附属病院(南国市)がありますが、敷居が高く感じる場合は、その周辺の開業医を探しましょう。 地域密着型の先生が多く、家族関係の悩みなども親身に聞いてくれる傾向があります。 のいち駅周辺などは開発が進んでおり、綺麗で入りやすいメンタルクリニックができていることもあります。
医療過疎と自然の癒やし 県西部は、精神科医療のリソースが限られています。 特定の病院に患者さんが集中するため、待ち時間が長くなったり、予約が取りにくかったりします。 また、地域が狭いためプライバシーの確保が難しい側面もあります。 もし「地元の病院には入りづらい」と感じたら、迷わずスマホを使った遠隔診療(オンライン診療)を選んでください。 四万十川のせせらぎを聞きながら、心は遠くの専門医に頼る。 現代の技術を使えば、地方のハンデは克服できます。
カツオは泳ぎ続けないと死んでしまうと言われますが、人間は違います。 特にHSPさんは、回遊魚のように動き続ける群れ(社会)の中で、じっと海底で休みたいヒラメのような存在かもしれません。
「みんなみたいに豪快に笑えなくてもいい」 「お酒が飲めなくても、価値はある」
高知の強い日差しの下で、そう自分に言い聞かせてあげてください。 アイスクリンでも食べて、シャリシャリとした冷たさで頭を冷やして。 あなたが無理に笑わず、ただ静かに座っていられる場所が、必ず見つかります。