

「吉野川大橋やしらさぎ大橋の上で渋滞にはまると、前後をトラックに挟まれて『逃げられない』とパニックになりそうになる」
「お盆が近づくと、街中で練習の太鼓や鐘の音が響き始めて、その音を聞くだけで動悸がしてくる」
「高速バスで神戸の病院に行こうとしたけど、明石海峡大橋の風が怖くて、結局予約をキャンセルしてしまった」
徳島県にお住まいのHSP(繊細さん)や、不安障害にお悩みの方。 豊かな自然と、世界に誇る阿波踊りの文化がある活気ある県ですが、その地形的な特徴や、祭り特有の「高いテンション」に、ついていけずに疲れていませんか?
こんにちは、HSPのなぎさです。
徳島県は、吉野川という大河が県北を横断しており、生活するためには「巨大な橋」を渡ることが避けられません。 パニック障害や広場恐怖症の方にとって、風が強く、距離が長く、そして渋滞しやすい徳島の橋は、日常生活における最大の障壁です。
また、「踊る阿呆に見る阿呆」と言われるように、徳島県民は阿波踊りに熱い情熱を持っています。 しかし、大きな音や人混みが苦手なHSPさんにとって、あの期間の街の空気は「逃げ場のない騒音地獄」にもなり得ます。 「みんなが楽しんでいるのに、音が怖いなんて言えない」 そんな孤独感を抱え、誰にも理解されないまま苦しんでいる方が少なくありません。
今日は、徳島県のHSPさんが、橋の恐怖や祭りの熱狂に飲み込まれず、自分の心を守るための場所(心療内科)を見つけるためのヒントと、エリア別の事情について、じっくりとお話しします。

病院リストを見る前に、徳島ならではのメンタル負荷について整理しておきましょう。 あなたが病院に行きづらいのは、気合が足りないからではありません。環境的なハードルが高いからです。
1. 「吉野川」の分断と橋の恐怖 徳島市は川の中州のような地形(ひょうたん島)を中心に発展しています。 どこへ行くにも橋が必要です。吉野川大橋、阿波しらさぎ大橋、四国三郎橋…。 どれも立派ですが、HSPさんにとっては「空中に放り出されたような不安感」を感じる場所です。 特に強風の日や、通勤ラッシュの渋滞時は、車という密室に閉じ込められる恐怖との戦いです。 「橋を渡らなきゃ病院に行けないなら、我慢する」という選択をしてしまうほど、このストレスは深刻です。
2. 「阿波踊り」の音圧と同調圧力 HSPさんは聴覚過敏を持っていることが多いです。 鉦(かね)や太鼓の音は、お腹の底に響くような振動を伴うため、HSPさんには「攻撃」のように感じられることがあります。 また、徳島には「祭りに参加しないなんて」という無言の空気感がある場所もあります。 「この時期は県外に脱出したい」と本気で願うほど、祭りのエネルギーに圧倒され、居場所をなくしてしまうのです。
3. 「神戸・大阪」への依存とバスの壁 徳島は関西へのアクセスが良いため、「買い物や遊びは関西」という方が多いです。 医療も「関西の方が良い先生がいそう」と思いがちですが、移動手段である「高速バス」がネックになります。 舞子や三宮へ向かうバスは便利ですが、一度乗ったら降りられません。 明石海峡大橋の上で発作が起きたらどうしよう、という予期不安が、HSPさんの足を止めてしまいます。
川でエリアが分断されている徳島県で、失敗しない病院選びのポイントです。
徳島での病院選びの鉄則は、「吉野川を渡らないこと」です。 ・川北エリア(鳴門・北島・藍住・松茂)の方:このエリアで急増している新しいクリニックを選んでください。無理に徳島市中心部へ行く必要はありません。 ・川南エリア(徳島市南部・小松島)の方:バイパス(国道55号)沿いは混むので、一本入った道で行ける地元のクリニックを探しましょう。 「橋を渡らなくても行ける」という安心感だけで、通院の継続率が劇的に上がります。
徳島県は車社会であり、生活の拠点は大型ショッピングモール周辺です。 これらの周辺(北島や石井など)には、駐車場が広くて入りやすいクリニックが集まっています。 HSPさんは「駐車がうまくいかないと焦る」ため、一台分のスペースが広い郊外型のクリニックが精神的に楽です。 また、診察後に買い物をして「日常に戻る」リセットができるのもメリットです。
徳島市中心部(駅前や両国橋周辺)のクリニックに通う場合、お盆期間の診療体制や交通規制は死活問題です。 交通規制で車が入れなくなったり、演舞場のすぐ近くで太鼓の音が聞こえてきたりする可能性があります。 HSPさんは、この時期だけは「電話診療(処方箋郵送)」に切り替えられるか、あるいはお盆前にお薬を多めにもらっておけるか、主治医と相談しておくことが「夏の陣」を乗り切るコツです。
徳島県内で、HSPさんの特性に合いそうなエリアや病院の傾向を独自に分析しました。
選択肢は多いが、アクセスに難あり 徳島駅周辺や蔵本(大学病院周辺)には多くの医療機関があります。 徳島大学病院は高度な治療が可能ですが、紹介状が必要で待ち時間も長いです。 HSPさんの日常的なケアなら、佐古や助任、昭和町などのエリアにある個人のクリニックがおすすめです。 ただし、眉山の麓や川沿いの道は一方通行も多いため、事前にGoogleストリートビューで「道幅」と「駐車場の入りやすさ」を確認しておかないと、当日にパニックになる恐れがあります。
ベッドタウンの快適さと新しさ 人口が増えているこのエリアは、徳島県内で最もHSPさんが通いやすい環境が整っています。 新しいクリニックが多く、建物も綺麗で、プライバシーに配慮された待合室を持つところが見つかりやすいです。 医師も比較的若く、HSPという概念にも柔軟な理解を示してくれる傾向があります。 関西方面からのUターン開業医も多いため、最新の知見に基づいた治療が期待できます。 吉野川を渡るストレスがないのが最大のメリットです。
地域密着とバイパス渋滞 国道55号バイパス沿いに街が広がるエリアです。 クリニックの数は北部に比べるとやや少なめですが、地域に根ざしたベテランの先生が多いです。 「昔ながらの精神科」という雰囲気が苦手な方は、ホームページがおしゃれで、柔らかい言葉を使っているクリニックを探してみましょう。 夕方のバイパスは激しく渋滞するため、予約時間は「午前中」か「午後の早い時間」に設定するのが、運転ストレスを減らすコツです。
医療過疎と自然の癒やし 「うだつの町並み」や「大歩危小歩危」など自然豊かですが、メンタルクリニックの専門医は非常に少ないです。 徳島市まで通うには、高速道路(徳島道)を使っても1時間近くかかります。 対面診療にこだわると通院疲れで悪化してしまう可能性があるため、このエリアこそ「オンライン診療」の活用を強くおすすめします。 吉野川の清流を眺めながら、自宅でリラックスして専門医と話す。 そんなスタイルが、県西エリアのHSPさんには合っています。
徳島名産のすだちは、料理の味をキュッと引き締めて、爽やかにしてくれます。 HSPさんの心も、今は不安でぼやけてしまっているかもしれませんが、適切なケアを受ければ、すだちの香りのように清々しくなれる日が来ます。
「阿波踊りが苦手でも、徳島県民失格じゃない」 「橋が怖くて渡れなくても、生きていける」
そうやって、自分の中の「こうあるべき」という思い込みを、少しずつ手放していきましょう。 フィッシュカツでもかじりながら、気取らず、あなたのペースで歩いていける場所を探してみてください。 あなたが安心して深呼吸できる場所が、きっと見つかります。