

「国道23号線を走っていると、右も左も大型トラックだらけで、押しつぶされそうで息ができなくなる」 「近鉄特急で名古屋の病院に通おうと思ったけど、あの閉ざされた空間が怖くて乗車券が買えない」 「伊勢や鳥羽は観光客ばかりで、地元民の私が落ち着ける場所なんてどこにもない気がする」
三重県にお住まいのHSP(繊細さん)や、不安障害にお悩みの方。 海も山もあり、食材も豊かな「美し国(うましくに)」ですが、南北に長い独特の地形や、産業道路特有の殺伐とした空気に、少し疲れを感じていませんか?
こんにちは、HSPのなぎさです。
三重県は、北勢(四日市・桑名)の工業地帯と、中南勢(津・松阪・伊勢)の観光・行政エリア、そして伊賀・名張の盆地エリアと、地域によって全く違う顔を持っています。 しかし、多くの三重県民に共通する悩みといえば、大動脈である「国道23号線」の過酷さではないでしょうか。 ビュンビュン飛ばすトラックに挟まれる恐怖は、HSPさんにとって命を削るようなストレスです。
また、南北に長すぎるため、住んでいる場所によっては「近くに心療内科がひとつもない」という医療過疎の現実に直面することもあります。
今日は、三重県のHSPさんが、トラックの恐怖や移動の不便さに負けず、自分の心を守るための場所(心療内科)を見つけるためのヒントと、エリア別の事情について、じっくりとお話しします。

病院リストを見る前に、三重県ならではの「メンタルを削る環境」について整理しておきましょう。 あなたが病院に行きづらいと感じるのは、あなたの勇気がないからではありません。道路と地形のせいです。
1. 国道23号線(名四)という名の「戦場」 三重県の生活道路である23号線は、昼夜問わず大型トラックがひしめき合っています。 HSPさんは「大きな音」「振動」「圧迫感」に弱いため、トラックに前後を挟まれただけでパニック寸前になることがあります。 「病院に行くには23号線を使うのが最短だけど、怖くて運転できない」 このジレンマが、受診を先延ばしにさせる最大の要因です。 HSPさんにとって、23号線はただの道ではなく、精神力を試される戦場なのです。
2. 南北に長すぎる「医療格差」 北部の四日市や津市には多くのクリニックがありますが、尾鷲や熊野などの東紀州エリアに行くと、選択肢は極端に少なくなります。 「自分に合う先生を選びたい」と思っても、物理的に通える範囲に病院が一つしかない、ということも珍しくありません。 また、伊賀・名張エリアは山に囲まれており、津市に出るにも峠越えが必要です。 この「地形による閉塞感」が、不安障害の方の孤独感を深めてしまっています。
車社会であり、エリアごとの文化も違う三重県で、失敗しない病院選びのポイントです。
三重県は、各地域に巨大なイオンモール(桑名、鈴鹿、津南など)があり、生活の中心になっています。 イオンの近くには新しいクリニックができやすい傾向にありますが、当然ながら周辺道路は混雑します。 HSPさんは「土日のイオン渋滞」に巻き込まれるだけでグッタリしてしまいます。 平日に動けるならイオン周辺も便利ですが、もし人混みが苦手なら、あえて商業施設から離れた、旧道沿いや住宅街にある静かなクリニックを選ぶのが賢明です。
23号線の運転が怖いHSPさんにとって、救世主となるのが「中勢バイパス」などの迂回路です。 信号が少なく走りやすい区間もありますが、まだ全線が完全に繋がっていない場所や、暫定2車線の場所もあります。 病院を選ぶ際は、「23号線を使わずに行けるか」「裏道だけでたどり着けるか」を地図アプリで徹底的にシミュレーションしてください。 遠くの名医より、運転ストレスゼロで行ける近場の先生が、HSPさんにとっての正解です。
桑名市の方は名古屋へ、名張市の方は大阪へ通院することが可能です。 しかし、県境を越える移動は、思った以上にエネルギーを使います。 特に近鉄の特急や急行は、朝夕は非常に混雑しますし、座席指定の特急であっても「隣に誰かが座る」という緊張感があります。 「調子が悪い時は、県境を越える元気が出ない」ということを前提に、まずは県内(地元)でかかりつけ医を見つけることを強くおすすめします。
三重県内で、HSPさんの特性に合いそうなエリアや病院の傾向をまとめました。
工場地帯の喧騒を避ける工夫 県内で最も人口が多く、クリニックも充実しています。 コンビナートがあるため産業医の経験豊富な先生が多く、「仕事の悩み」には強い傾向があります。 ただし、四日市や鈴鹿は交通量が非常に多いです。 HSPさんは、工場の騒音やトラックの振動が少ない、山手側(西側)の住宅街にあるクリニックを探すと、落ち着いた環境で受診できます。 また、桑名エリアの方は、名古屋のベッドタウンとして機能しているため、夜遅くまで診療しているクリニックも見つかりやすいです。
行政中心地と「待つ」ストレス 県庁所在地である津市は、精神科病院からメンタルクリニックまで幅広く揃っています。 大学病院(三重大病院)もありますが、紹介状が必要だったり、待ち時間が長かったりします。 HSPさんは「待合室で長時間待つ」ことが苦手なので、予約システムがしっかりしている個人のクリニックがおすすめです。 松阪エリアは、個人病院の先生が高齢化しているケースもあり、相性が分かれることがあります。 口コミだけでなく、実際に電話をして受付の対応(優しさ)を確認してみると、病院の雰囲気が掴めます。
観光地の賑わいと地元の静寂 「お伊勢さん」があるこのエリアは、観光客で溢れています。 しかし、地元のHSPさんにとっては、日常的に渋滞が発生することがストレスになります。 伊勢市内のクリニックは数が限られているため、混雑しがちです。 可能であれば、玉城町や明和町など、少し周辺の町にあるクリニックも視野に入れると、ゆったりとした診療を受けられることがあります。 海に近いエリアなので、帰りに海を眺めてリフレッシュできるのは、この地域ならではの特権です。
盆地の閉塞感と関西の空気 山に囲まれたこのエリアは、独自の文化圏です。 言葉も関西弁に近く、医師のタイプも関西のノリに近い、ハッキリ物を言う先生がいるかもしれません。 HSPさんが威圧感を感じないよう、公式サイトの文章が柔らかいクリニックを選びましょう。 また、冬場は底冷えが厳しく、雪も積もります。 冬の通院ルート(坂道凍結など)を考慮して、自宅から一番通いやすい場所を最優先にしてください。
オンライン診療が命綱 このエリアは、心療内科の専門医が極端に少ないです。 通院のために1時間以上かけて車を走らせることも珍しくありませんが、それはHSPさんにとって大きな負担です。 もし近くに通える病院がない場合は、津市や名古屋、あるいは大阪のクリニックが提供している「オンライン診療」を積極的に利用してください。 高速道路(紀勢道)を使って無理に通うよりも、自宅で安心して相談できる環境を作ることが、心の回復には効果的です。
三重県特産の真珠は、貝の中で長い時間をかけてゆっくりと育ちます。 HSPさんも同じです。 傷つきやすい心を、硬い殻(家や安心できる場所)の中で守りながら、ゆっくりと休ませる時間が必要です。
「伊勢神宮にお参りに行かなきゃ元気になれない」なんて思わないでください。 パワースポットは、エネルギーが強すぎて、疲れているHSPさんには逆効果になることもあります。
今はただ、赤福でも食べて、こたつで丸くなっていていいんです。 23号線のトラックの音から離れて、静かな場所で、あなたの心を守ってくれる先生と出会えますように。